「雲ヶ畑山歩き俱楽部」の発足例会

向かった先は岩屋山と志明院。

F田さんからいただいたナツハゼのジャムで始まり、畑嘉の生け垣にぶら下がる茜で終わった。帰宅後志明院の僧、鳴神上人のことを知り、能楽「一角仙人」との関係を調べる楽しさを得た。

適宜立ちどまり山中で説明を聞くスタイルがとても新鮮だった。
薬師峠は雲ヶ畑と大森とを繋ぐ峠。タッチした三等三角点の点名は「岩谷」。その後、岩屋山のピークに向かい、そこで来た道を引き返した。
岩屋山山頂に小さなキノコがびっしり生えている。地中で何事かを語り合っているんだろう。






















配布された資料、「志明院の怪」の出処は「山釣り 山本素石傑作集」とわかり早速ポチった。

「雲ヶ畑山歩き俱楽部」の発足の趣旨
雲ケ畑とその周辺の山々を、自然・歴史・文化を感じながら歩きたい。「山頂」をめざす「山登り」だけではなく、峠越えや古道歩き、寺社・石仏めぐりなど多様な「山歩き」を楽しみたい。

目にしたもの。ツノホコリ、冬虫夏草らしきものはキノコの幼菌だった。カミキリはゴマダラカミキリでツヤハダゴマダラカミキリでなくてホッ。沢を歩いていて現れたフジシダは癒やし系。帰り道にはオオフジシダ。

志明院でH部さんに教えてもらったミズタマソウ。2020年の今日、noiの観察会が当尾で催されたときに見ていた。今日の再会が嬉しい。境内ではオヒガンギボウシ、クマガイソウ、ミズタマソウ、キツリフネ、シロバナツリフネ、オシャクジテンダ、ハエドクソウ、フシグロセンノウ、カミガモシダなど見た。岩屋山全体が古生層のチャート(硬質頁岩)で、この地域で産するチャートが山門への石段にも見られた。

【志明院】
正式名称は岩屋山金光峰寺志明院。役の行者の創建で中興の祖は弘法大師、本尊は不動明王で岩屋山不動教の本山である。加茂川の源流の一つで水を司る神を祀る。
歌舞伎十八番「鳴神」の舞台としても有名。

歌舞伎のすじ。「鳴神」の主人公、鳴神上人が龍神を封じ込めた為、世は旱魃(カンバツ)となった。都で美女とうたわれた雲の絶間姫(タエマヒメ)が派遣され上人を酒と色香に酔わせ、酔ってる間に龍神を封じ込めていた岩屋の注連縄を切って雨を降らせたと。
謡曲『一角仙人』をもとにつくられた通し狂言である。

謡曲一角仙人のこと
「一角仙人はある日雨で滑りやすくなった山で転んだ事に怒り、雨を降らせる龍神を岩に閉じ込めてしまいます。龍神を封じ込められた波羅奈国には雨が降らなくなりました。困った国王は計略をめぐらせ、国中で最も美しい旋陀夫人を仙人に近づけ、夫人の色気で仙人の神通力を奪うよう命令します。旋陀夫人はその美と情で、仙人に酌を受けさせるのでした。初めての酒、初めての舞にたやすく堕ちる仙人。遂には神通力を失い酔い潰れます。そして俄に鳴動する岩。中から封じ込めた龍神たちが飛び出します。」

能 「一角仙人をYouTubeで観る。(シテ:林宗一郎)

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